口腔外科
口腔外科
親知らずが横に生えておりそれ以上萌出する可能性がない場合や少しだけ生えている場合抜歯をおすすめしております。生え方の異常に加えて、日々のケアが行き届かず虫歯なる可能性が大幅に増加すると考えられる場合抜歯をおすすめします。
親知らずが横(水平)に生えていて他の歯を押して痛む可能性が考えられる場合抜歯をおすすめします。
親知らずは生え方の位置に起因して、日々ブラッシングをきちんとしていても虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。更に、一度かかってしまうと症状が知らず知らずのうちに進むことが多いため抜歯が勧められます。
斜めに生えた親知らずによって、頬の内側の粘膜や歯茎を傷つけてしまう場合抜歯をおすすめします。
従来は噛み合わせの悪さが原因だと考えられてきましたが、近年の研究で、噛み合わせは原因の一ではあるが、実際には多くの要因が絡んでいることがわかってきたました。その要因には、噛み合わせの不良のほか、顎関節そのものがもともと弱いなどといった構造上の問題、ストレスや不安などからくる顎の筋肉の緊張、外傷などもあると考えられます。また、日常生活における習慣や癖なども大きく影響していることがわかりました。例えば、頬づえや歯ぎしり、唇や頬の内側を噛む癖、食いしばり、片側の歯での偏った噛み方の癖、うつぶせ寝の習慣、猫背など。近年ではスマートフォンや携帯電話、パソコンの長時間に及ぶ操作なども原因の一つでもあります。
顎に負担をかけるような悪習癖を是正するための指導を行います。
特に、歯を食いしばったり、歯と歯を常に噛み合わせるような習癖があると、歯、顎関節、筋肉に負担がかかり、血流も悪くなるので、こういった習慣を正す方法(認知行動療法)などを提示します。
また、食事やその他習慣に関する注意事項を説明します。
関節円板(顎関節がスムーズに動くために上下の関節の骨の間にある、軟骨のような組織)が引っかかって口が開きづらくなっている場合は、適切な力を加えることで引っかかりを解除できる場合があります。
また、大きく開けた後に口が閉じなくなった(いわゆる「アゴが外れた」)場合は、適切な力を加えて元に戻します。
ストレッチを行うことで、靭帯を伸ばして関節を動きやすくし、関節と筋肉の血流を改善し、関節腔内の潤滑成分の分泌を促します。
院内で行うストレッチでは回数、頻度に限界があるので、自宅で行えるストレッチ方法を指導します。
代表的な方法は後日詳しく解説したページで紹介します。
顎関節に関わる筋肉の痛みやこわばりがある場合は、マッサージの仕方を紹介します。
代表的な方法は後日詳しく解説したページで紹介します。
夜間の歯ぎしりや食いしばりがあり顎関節症を悪化させているケースでは、歯ぎしり防止のマウスピースを作成します。原則、就寝時のみ装着します。
マウスピースには次のような効果があります。
効果には個人差が大きく、劇的に改善する方もいれば全然変わらない方もいます。
費用は、保険の3割負担で5,000円程度です。
痛みが強い場合や、関節組織の損傷により炎症が起こっている場合は、鎮痛消炎薬の処方を行います。周辺の筋肉のこわばりによって強い痛みが出ている場合は、筋弛緩薬を処方することもあります。